アイスランド(8月4日)

 午前中は雨、午後からは曇ったり、日が差したり、また雨になったりと相変わらずの不安定な天気。

 ホエール・ウォッチングの最初の9時の便は天気が悪いので様子を見ることにする。午前はホテルから歩いて15分〜20分程度の距離にある、地元の人たちが利用するショッピング街の大きなスーパーマーケットで、お土産用の乳製品や魚製品をゲットする。これらはそれほど高くない。

 行き帰りに水素バスを何台か見た。アイスランドは発電においては水力と地熱でほとんどをまかない、車についても積極的に脱石油を試みているようだ。各家庭・施設への温水の供給も地熱である。

 午後、雨が上がったのでホエール・ウォッチングに出発。船は二隻あってどちらにするか迷うところだが、とりあえず双胴船タイプのものにする。結局、どちらの船も同じクジラを追っかけることになった。セーター(日本から持参したもの)の上に雨具も着けてフル装備。くじらが見つかると船はそちらの方にフルスピードで向かう。このときは風をもろに受けるのでこれだけ着ていてもとても寒い。おまけに一時は雨も降り出す。船の人が「ten o'clock !」などとクジラ見える方向を叫んでくれるので、急いでそちらを見る。何回か噴気や姿(ヌラっという感じで頭から尻尾が順に見えてくる)を見ることができた。ただ、船の横脇に現れたときは(これだけザトウクジラだったらしい、他見たのはミンククジラ)、呼吸のプシューという音で慌ててそちらを見たが、黒いものが横切ったという感じで終わってしまった、ちょっと残念。他にたくさんの海鳥、なかにはアイスランド名物らしいパフィン(日本の“エトピリカ”と同じ?)もいた。あとアホウドリが一羽悠然と飛び去っていった。古いデジカメの悲しさ、シャッターを押してから実際に撮影されるまでのタイムラグが大きく、結局写真撮影は失敗。いつかどこかで再挑戦しなくては。

 上陸したあと再びペルトランに行き、昨日見られなかったサガ博物館(リアルな人形(と音)でアイスランドの歴史を再現している)を見学した。その後、4階のカフェテリア(5階は高級な回転レストラン)で食事をとり、ホテルに戻った。

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ホテルのドアの禁煙マーク。禁煙の部屋が多い。 市内にお湯を供給するペルトランが見える。 ふつうの市民が利用するスーパーマーケット。 速度オーバーを警告する。ここは30km/h道路。 夏なのに気温は13℃。ただし、冬でもそれほど寒くないらしい。
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指さす方向にかすかな噴気とわずかに背中が見える。 もう一隻のホエール・ウォッチング船。同じクジラを追いかけている。 乗ったホエール・ウォッチング船。 使われなくなった捕鯨船。くじらを引き揚げるスロープ。 夕食はペルトランのカフェ・テリア。

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