ボルネオ(3月31日)

 この日のメインは、サンダカン郊外のセピロックオランウータン保護区の訪問です。

 朝、6時半のピックアップなので、ホテルのレストランはまだやっていません。前日のうちに、ルームサービスを5時45分ころお願いしておきました。普段バイキング形式でとっているよりも、とても豪華な朝食。

 ピックアップが少し遅れたせいもあったかもしれませんが、飛行機の左の窓際が確保できませんでした。こちら側だとキナバル山が見える可能性があるのです。サンダカンまでのボーイング737は3-3で27列という小さな飛行機です。満席でした。帰りの便の右側を予約しておきます。

 早速車で空港から30分程度の距離にあるセピロック・オランウータン保護区へ。正規の入園料30リンギッのほか、カメラフィー10リンギッがかかります。

 まず15分ほどのビデオで、オランウータンと、この保護区の仕事の紹介があります。ここは親から離れてしまった子どもを育て、あるいは怪我をしたオランウータンを保護し、野生に返すリハビリセンターです。午前10時の給餌の時間にあわせて入園します。

 給餌場までは木道で、10分もかからない距離です。入園するとまもなく1頭のオランウータンが、給餌場があるところまで先導してくれるかのように現れました。近づいてくると結構迫力があります。給餌場には9時45分ころに着きました

 しばらく、給餌場にはこのメスの1頭と、少し遅れてやってきた若いオスの1頭だけでした。彼らはロープにぶら下がったまま、あるいは給餌場のテラスと場所を変えて交尾していました。

 やがて10時、給餌の合図の鐘の音。直ちにというわけではありませんが、三々五々、オランウータンたちが集まってきます。入れ替わりもありますが、最終的には7頭が現れてくれました。動作・表情を見ていると見飽きることはありません。でも、オランウータンも三々五々去っていきます。1時間ほど給餌場にいて、管理棟に引き返しました。

 管理棟で思わず(でもないか)スタッフ・ポロシャツ(80リンギッ)と、横のおみやげ屋さんでオランウータンのぬいぐるみを2つも買ってしまいました。

 このあと、高台にある中国寺院(サンダカンには中国人が多いそうです)の見学、またそこからのサンダカンの街の展望を楽しんだあと、サバ・ホテルで昼食(バイキング)。食事のあと、直ちに空港に向かいます。13時が午前の部の学校が終わる時間ということで、迎えの車の渋滞を避けるためということでした。でも、実際は少し渋滞にかかってしまいました。

 帰りの飛行機では、せっかくキナバル山を見るために右の窓際を確保したのですが、雲が出てきてしまいキナバル山を見ることができませんでした。でも、熱帯雨林の中をくねくねと蛇行しながら流れる川や、飛行機の下に出た虹を楽しむことができました。

 ホテルに戻り、しばらく休んだあと、海岸に出て夕陽を楽しむことにしました。雨が降ってきたおかげで虹を見ることもできました。

 夕食はタクシーでセンター・ポイント(15リンギッ)まで出かけ、地下のスーパーで少し買い物をしてから、近くの屋根付き屋台街(セコ(セドコ))に行きました。たくさんの海鮮料理屋さんが並んでいます。一番奥のお店に決めて、海鮮料理を何種類とビールを頼みました。おいしく安い。(ビール1本9リンギッ)をのぞけば30リンギッくらいですみます。もちろん、ロブスターなどを頼めばそれなりのお値段に。でも、この屋台街は最近改装してカードが使えるようになったそうなので、現地通貨の手持ちが少なくても大丈夫です。

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早速オランウータンが登場。2m以内に近づいてはいけません。 給餌場前のテラスで、オランウータンの登場を待つ観光客たち。 給餌場へ導くロープにぶら下がるオランウータン。体が柔らかい。 左がメス、右がオス。交尾しているようです。 えさのバナナを食べています。
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バナナをくわえたままロープを渡っていきます。 上手にロープを渡ります。握力がものすごく強いそうです。 何気なく渡っているようですが、しっかり次の目標を見ています。 給餌場のテラス。地上にもスタッフがいるようです。 別の1頭がやってきました。太ももにかかれた識別番号が読めます。
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上手にロープを渡ります。 器用なお食事。左足ではしっかり別のサトウキビを握っています。 葉っぱをくわえた1頭。 足ではしっかりサトウキビを握っています。 サトウキビをかじっています。あごの力も強そう。
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一番最後に現れたおちびさん。上手に交差します。 隣のバナナの方がおいしそう? 何を考えているのでしょう。 こちらは横目で何を見ているのでしょう。 こぢんまりとしたサンダカンの街並み。
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小学校の前は親たちのお迎えの車で渋滞しています。 コタ・キナバルとサンダカンを結ぶボーイング737。 満席の機内。 蛇行して熱帯雨林を流れる川。 夕日に染まる海。
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虹も出ました。 島の横、水平線に沈もうとする太陽です。 空が赤く染まりました。 夕食を食べた屋台の生け簀です。 屋台(セコ)の光景。

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