ボルネオ(3月28日)

 この日は、キナバル山周辺のツアー。7時にピックアップ、ホテルの朝食が6時半からなので忙しい。街の中心街のホテルで1名、1時間ほど離れたホテルで4名が加わります。街から1時間程度離れたホテル(完全なリゾートホテル)に行く途中、キナバル山がよく見えました。

 街から離れたホテルで、少し時間の余裕があったので、ホテルやプライベートビーチの探検。ホテルの庭に可愛い小鳥がとまっていました。

 8時40分ころに出発。キナバル山はだんだん雲に隠れ始めます。展望台で見えるかはらはらします。雲が流れて頂上が見え始めたので、現地ガイドさんの判断で本来立ち寄る予定だった展望台の少し手前で車を止め、キナバルを眺めることにしました。リゾートホテルから1時間ほどのところです。すばらしい。今回は登る気力がわきませんでしたが、そのうち登ってみようかな。

 さらに1時間ほど走ると、道端に「ラフレシアが咲いています」の看板が2カ所。そのうちの1カ所に寄ることになりました。ただし、ラフレシアを見るのは有料30リンギッ(1円=32リンギッくらい)です。少し終わりかけていていますが、直径70cm程度の立派なものでした。うわさの悪臭はまったくありません。もともとラフレシアは人間がわかるような匂いはほとんどないそうです。でもハエにはわかるらしく、たしかにハエがいました。近くにはつぼみが5つほど、全部同じ(ツル科の)木に寄生しているようです。つぼみの期間がすごく長く、また花が咲く予兆がないので、地元の人でもなかなか予想がつかないということでした。ただ、花が咲いたという情報は旅行のガイドさんたちにはすぐに伝わるようです。まあ、確かにいい収入源ですから。

 その後、道の反対側の、キャノピーウオーク&ポーリン温泉へ。入口から少し登って、まずキャノピーウオーク。熱帯雨林の木々の間、40mほどの高さに吊ってある細い吊り橋を渡ります。おもしろい。もともとは森林の生態系を研究するためのものらしいのですが、10年ほど前から観光客に開放されてるそうです。キャノピーウオークから戻ってポーリン温泉。小さな湯船に勝手にお湯を入れて入ります。私は足湯だけにしました。

 昼食は、道の反対側、ラフレシアを見た農園側にあるレストランで中華料理&タイガービール。

 昼食後は往路を戻って、植物園を目指します。途中の市場でとまってもらいました。道の片側には果物屋さん、反対側には野菜屋さんと花屋さんがたくさん並んでいます。

 16時に植物園が閉まってしまうので、大急ぎでキナバル国立公園登山基地にある植物園へ。キャノピーウオークのところと同じく、保存状態のよい熱帯雨林の中を歩くことができます。ここではいろいろな野生の蘭(世界一小さな蘭とか世界一高価な蘭も)やウツボカズラなどです。曇り空、熱帯雨林の中なので写真を撮るのが大変。

 4時過ぎに植物園を出て、帰路につきます。途中、同乗者の要望で壺などの陶器をたくさん売っているお店に寄り、最後に定番の町中のおみやげ屋さんに寄ってホテルに戻ったのは、19時をかなり回っていました。

 少し休んで、昨日見た屋台街に出かけ、屋台のシーフード炒飯&ビール(計13リンギッ)で、簡単な、でも量は多いくらいの夕食をとりました。 

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車から見たキナバル山です。 リゾートホテルの庭にいたギンパラ。 展望台から見たキナバル山(4,101m) 頂上付近の拡大。かこう岩だそうです。 ラフレシアです。手前にはすでに開花が終わり枯れてしまったものも見えます。
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上から覗いてみました。 ラフレシアが咲いていた農場で見たショウジョウトンボ。 キャノピーウオーク。イウォーク族になったよう? ポーリン温泉で楽しむ陽気な人たち。 ポーリン温泉で見たトンボ。氏名不詳。
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途中の街道沿いの市場。こちら側は果物屋さんが並んでいます。 植物園の入口。 世界一小さな蘭だそうです。5mmくらい。 セクシーレディという蘭。女性が踊っている姿を彷彿させるらしい。 世界一高価な蘭だそうです。ここだけ金網で囲われていました。

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