宇宙の誕生と終焉 松原隆彦 サイエンス・アイ新書（SB Creative）ISBN978-4-7973-8550-2 1,000円 2016年2月（2018年10月第4刷）
宇宙の始まりから終わりまでをやさしく解説する。挿絵や写真も全てカラーというのがすごい。
50〜51ページの宇宙進化の時系列はわかりやすい。一方164〜165ページと宇宙カレンダーの解説（162〜163ページ）で、4月〜8月の記述がない。とくに何もなかったのかな。
この宇宙の終焉についても、いくつかのパターンが紹介されている。
あと、どうなるかわからない未来予測の方法として、物理学者リチャード・ゴッドの考えが紹介されている。それは、今あるもの（状態）が存続する時間は95 ％の確率で、今あるものが存続してから今までの時間の39分の1〜39倍の時間というものだそうだ。例えば、現代文明が3000年前に登場したとすると、現代文明が続きのは3000年間の39分の1のあと77年から、39倍の12万年後となる。なんとなくわかったようなわからないような。77年後とすれば、巨大隕石衝突か、人為的なものか（全面核戦争など）。
目次
はじめに
第1章 宇宙という不可思議な存在
第2章 宇宙の始まり
第3章 宇宙の構成
第4章 宇宙の進化
第5章 宇宙の終焉
参考文献
索引
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2021年11月記