太古からの9+2構造

太古からの9+2構造 神谷律 岩波科学ライブラリー
ISBN978-4-00-029589-5 1,200円 2012年2月

目次
1 はじめに −謎だらけの繊毛
2 繊毛の起源をめぐって
3 9+2構造
4 中心子のマジックナンバー「9」
5 繊毛はどうやって作られるのか
6 驚くべき運動の仕組み
7 目的にかなった運動調節
8 繊毛運動による体作り
9 繊毛は細胞のアンテナ
あとがき
参考書
コラム1 細菌繊毛
コラム2 細胞骨格
コラム3 モデル生物 クラミドモナス
コラム4 軸糸の構造観察
コラム5 細胞周期と細胞分裂
コラム6 ダイニン

 不思議な細胞の繊毛。その構造の中心の2本の管とそれを取り囲む9本の管で、この基本構造はすべての生物に共通(中心の2本の管がないものもあるが)だという。生命の起源のヒントにもなりそう。

 いろいろとよくわからない繊毛だが、それでも生命活動の根幹に密接に関係しているらしいということがわかってきたらしい。

2012年3月記

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