イスラエル

イスラエル 臼杵陽 岩波新書新赤1182
ISBN978-4-00-431182-9 780円 2009年4月

目次
はじめに
年表/歴代首相/政治勢力の変化/周辺地図
第1章 統合と分裂のイスラエル社会
第2章 シオニズムの遺産
第3章 ユダヤ国家の誕生
第4章 建国の光と影
第5章 占領と受容
第6章 和平への道
第7章 テロと和平のはざま
終章 イスラエルはどこに向かうのか
あとがき
参考文献/イスラエル国会議員選挙結果/本書に登場する主要人物

 イスラエルといっても、内部にはいろいろな勢力・考えがあるという当たり前のことがよくわかる。それを筆者は、ユダヤ民族国家 vs ユダヤ教国家、出身地(アシュケナジーム(ドイツ系→ヨーロッパ系)、ミズラヒーム(中東イスラム)、ロシア系、エチオピア系)、さらにはユダヤ市民 vs アラブ市民という対立とまとめている。

 民族とか宗教とかいう概念が残る限り、根本的な解決は難しいような気がする。

2010年1月記

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