愛しの蒸気機関車

愛しの蒸気機関車 竹島紀元 祥伝社新書
ISBN978-4-396-11089-5 780円 2007年11月

目次
プロローグ 鎮魂歌 わが生涯の蒸気機関車
第1章 雪の行路
第2章 原生園の煙
第3章 最果てSL望郷紀行
第4章 オホーツク北上各駅停車
第5章 阿蘇の汽車
第6章 遠い汽笛
第7章 “三重連”中国山地を行く
第8章 “幻の巨人”はこうして甦った
寄稿 交通博物館から鉄道博物館へ 奥原哲志(鉄道博物館学芸員)
鉄道博物館に収蔵・展示される車両一覧

 子供のころから鉄道好き、学生時代はカマ焚きなどの実習までも経験、鉄道ジャーナルの編集長を務めた筆者のSLにかける熱い思いが伝わる。廃止になる寸前の取材記を集めたもの(第8章はパシの話)。

 私の子供のころは、信越線もまだ一部蒸気だったと思う。走り出すときの感覚がたまらない。高校を卒業するころ、すでに蒸気は回りから消えていて、わざわざ中央西線に乗りに行ったこともある。

2008年1月記

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