グリム童話集

グリム童話集 上 佐々木多鶴子訳 出久根育絵 岩波少年文庫
ISBN978-4-00-114147-4 720円 2007年12月

オオカミと七匹の子ヤギ
ブレーメンの音楽隊
カエルの王様
おいしいおかゆ
白雪姫
しあわせのハンス
ひょろひょろ足のガラクタこぞう
いばら姫
命の水
親指こぞう
ガチョウ番の娘
ものしり博士
歌いながらはねるヒバリ
ホレばあさん
兄と妹
テーブルとロバとこん棒
ラプンツェル
フリーダーとカーターリースヒェン
三本の金の毛のある悪魔
漁師とおかみさん
白ヘビ
ツグミひげの王様
鉄のストーブ
錘(つむ)と梭(ひ)とぬい針
六人の家来
解説

グリム童話集 上 佐々木多鶴子訳 出久根育絵 岩波少年文庫
ISBN978-4-00-114148-1 720円 2007年12月

赤ずきん
こびとのくつ屋
灰かぶり
ワラと炭とそら豆
ヘンゼルとグレーテル
金のガチョウ
ミソサザイとクマ
森の中の三人のこびと
ガラスびんの中のばけもの
三枚の羽
ヨリンデとヨリンゲル
三つのことば
金の鳥
まずしい人とお金持ち
名人の四兄弟
ロバの王子
悪魔のすすだらけの兄弟
千匹皮
ゆうかんな仕立屋さん
六羽の白鳥
かしこいお百姓の娘
ハチの女王
マーレン姫
星の銀貨
ふたりの兄弟
解説
訳者あとがき

 少年文庫版グリム童話。訳者の自主規制で勝手にカットされた部分もあるよう。こんなことしていいのかな。確かに子供向きと銘打っているし、時代背景や道徳観が違っているのでやむを得ないかもしれないが、最後にでもまとめて原作はこうだと書き記しておいた方がいいのでは。まあ、原作を読みたければ岩波文庫版を読めということなのかもしれない。

 それにしても、若くてきれいな主人公(女の子)はたくさん出てくるが、優しく清く正しい大人の女の人は出てこない。お父さんは優しいのに、お母さんが子供を捨てようとか。モチーフが似ている話は日本にもあるけど、日本民話みたいな優しいおばあさんはいないのかな。

2008年8月記

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