仮想インタビュー 物質が語る自画像

仮想インタビュー 物質が語る自画像 リチャード・ハモンド 岡田好恵訳 講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-257602-4 1,140円 2008年6月

インタビューリスト
01 炭素 波瀾万丈の生涯
02 電子 異なる原子の間を転々と
03 木星 出来そこないの恒星!?
04 ブラックホール 包み隠さずお話しするわ
05 ウラン 放浪癖をもった元素
06 フェルミオンとボゾン レンガと漆喰の間柄
07 恒星 質量を失い続ける星・太陽
08 Wimp 弱虫と呼ぶのはやめて
09 ヘール・ボップ彗星 汚い雪の球!?
10 渦巻き銀河 宇宙誕生の謎に迫る
11 ニュートリノ 宇宙の隠れた存在だった!?
12 水素 量子力学をひもといていく
13 中性子 原子核をのっとる野望を抱く
14 クォーク 平等主義が原則
15 タキオン 光速を超える!?
16 クェーサー 速くて遠い星
17 反物質 実在するのかしないのか?
18 鉄 楽しい旅人
19 ミューオン 太りすぎの電子!?
20 中性子星 稠密な活動家
21 ひも つまはじきの理想家
22 真空 粒子を創造し抹消する
訳者あとがき
用語解説
さくいん

 帯にあるような感じでインタビューが進む。インタビューの配列に工夫があったもいいと思う。たとえば炭素から出発するなら、それからだんだん大きな構造へ、また逆に小さな構造へとパワーズ・オブ・テンのように。

2008年8月記

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