ブラッカムの爆撃機

ブラッカムの爆撃機 ロバート・ウェストール作 宮崎駿編+タインマスへの旅 金原瑞人訳
ISBN4-00-024632-1 1,600円 2006年10月

目次
カラー描き下し タインマスへの旅(前編) 宮崎駿
ブラッカムの爆撃機
チャス・マッギルの幽霊
ぼくを作ったもの
カラー下ろし タインマスへの旅(後編) 宮崎駿
ロバート・ウェストールの生涯 リンディ・マッキネル

 前の二つは戦争の悲劇。第2次大戦中、嫌われ者の爆撃機(ブラッカムが機長)に打ち落とされたドイツ兵の怨念がブラッカム機に乗り移る話、第2次大戦中大屋敷の疎開した少年が出会った第1次大戦の脱走兵の幽霊、最後は気むずかしい(と思っていた)祖父との交流が自分を作ったと回想する話の3編。

 前後に宮崎駿の思いを描いたマンガがある。宮崎駿の描いたイギリスの大量生産された爆撃機ウィンピーの絵があると、そのイメージが湧きやすい。

2006年10月記

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