発生と進化

発生と進化 シリーズ進化学4 岩波書店
ISBN4-00-006924-1 2004年6月 3.600円

目次
序 生物界の広がりと体制の多様性 佐藤矩行・長谷部光泰
1 現代進化発生学の勃興 遺伝子の普遍性と進化 野地澄晴・佐藤矩行
2 動物の発生と進化 佐藤矩行、野地澄晴、倉谷滋
3 植物の発生と進化 長谷部光泰
4 発生と進化の研究史 倉谷滋
結び 進化発生学の新たな幕開け 佐藤矩行

 「さまざまな体制を持つ動物群が基本的には同じ発生遺伝子セットを使って進化してきたこと」が繰り返し述べられる。ただし、具体的なことがすべてわかったわけではない。

 一時、「個体発生は系統発生を繰り返す」というヘッケルの標語はナンセンスといわれてきた。しかし、この本を読むとこの標語が。遺伝子の解析から少し息を吹き返しているようだ。

マクロ進化と全生物の系統分類
化学進化・細胞進化
発生と進化
ヒトの進化

2005年4月記

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