コーラン

コーラン マイケル・クック 訳:大川礼子 解説:牧野信也 岩波書店
ISBN4-00-026883-X 1,500円 2005年9月

目次
はしがき
謝辞
凡例
第1部 序論
 1 はじめに
 2 クルアーンのメッセージ
第2部 近代社会におけるクルアーン
 3 クルアーンの浸透
 4 クルアーンの解釈
 5 聖典という概念
第3部 伝統的ムスリム社会におけるクルアーン
 6 冊子体写本のクルアーン
 7 テクストとしてのクルアーン
 8 礼拝としてのクルアーン
 9 真理としてのクルアーン
 10 教義の対象としてのクルアーン
第4部 クルアーンの形成
 11 クルアーンの収集
 12 預言者の一生とクルアーン
 13 疑問と謎
 14 おわりに
アラビア語について
文献案内
解説(牧野信也)
さらにクルアーンを知るために(大川礼子)
図版一覧

 なかなか実像がわかりにくいムスリムの社会。その根幹を形成するコーラン(この本では表題以外はクルアーン)を、現在・過去に渡って考察する。しかし残念ながら、本書は<1冊でわかる>というシリーズ本のなかの1冊だが、<1冊でわかる>というわけにはいかない。巻末の「さらにクルアーンを知るために」を手がかりに、参考図書・DVDを探すしかない。

 訳者の大川礼子(1970年生まれ)は大川周明(1886年〜1957年)の関係者なのだろうか。

2005年10月記

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