流れの不思議

流れの不思議 遊んでわかる流体力学のABC
日本機会学会編 石渡良三・根本光正著 講談社ブルーバックスB1452
ISBN4-06-257452-7 860円 2004年8月

目次
まえがき
本書の構成
1 流体とは
2 粘性
3 圧縮性
4 空気の質量
5 物体のまわりの流れ
6 圧力
7 水深と圧力
8 浮力1
9 浮力2
10 渦
 コラム かき回すと内側に集まる茶葉のなぞ
11 表面張力1
12 表面張力2
13 層流と乱流
14 キャビテーション
15 加速度運動1
16 加速度運動2
 コラム 電車の中のハエはなぜ後ろに飛ばされない
17 流体のエネルギー
18 ベルヌーイの定理
 コラム ストローの横に穴をあけて吹くと
19 ピトー管
20 ジェット推進
 コラム ウィンドカー(風のエネルギーだけで風上に走る自動車)
21 流線曲率の定理
22 コアンダ効果
 コラム ストローで吹いてあやつる雪だるま
23 はく離1
24 はく離2
25 境界層
26 流線型
 コラム ドルフィンジャンプ(水の浮力で高飛びするおもちゃ)
27 揚力1
28 揚力2
 コラム 間違えられている翼の原理
29 マグナス効果
30 はく離渦
 コラム ウィンドシップ(風のエネルギーでまっすぐ風上に走る船)
31 管摩擦損失
32 絞り
 コラム 霧吹きの原理
33 回転翼
34 付加質量
参考図書・参考資料
さくいん

 難しい流体力学をやさしく、でもきちんと説明している。まず「やってみよう」で身の回りにあるものを材料にして、家庭でもできる簡単な実験を紹介し、「どう役立つ?」で実際の応用例、さらに「タネあかし」で背景の原理を説明している。

2004年9月記

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